新規”7社”開拓&投資額”10倍”の利益確保を実現!製造加工業の2代目社長が語るWebサイト戦略の可能性

昭和47年に創業した株式会社信濃精機製作所様は、自動車・医療機器・産業用ロボットなど、さまざまな分野で使用される部品の加工を手掛ける製造業の企業です。特にNC旋盤加工を強みとし、高精度な部品を短納期・低価格で提供できる技術力に定評があります。
今回は、これまでの取り組みや事業の変遷、そして今後の展望について、2代目社長・倉田様にお話を伺いました。
目次
「何かしないと」と思っていたタイミングでホームページリニューアルを実施
―今までの会社の歩みを教えてください。
もともとは父が創業し、今年で52年目を迎えました。社名の「信濃」は、父の出身地である長野に由来しています。創業当初は、自宅を改装して数台の機械を置き、事業をスタートさせました。
私自身は27歳のときに会社へ入り、そこからこの仕事に携わるようになりました。そして、約10年前に代表に就任しました。
―ブランディングテクノロジーとの出会いの経緯を教えてください。
当時、展示会やイベントに出展してブースを借りることがあり、そこで新規開拓を行っていました。また、自作のホームページも所有していましたが全然効果がなく、「何かしないと」と思っていたタイミングでブランディングテクノロジーさんを知り、提案を受け、リニューアルをすることを決意しました。

ホームページリニューアル後、7社の新規開拓を実現
―2010年から今に至るまでの弊社との取り組みについて教えてください。
2022年までの間、基本的に同じホームページを運用しながら、必要に応じて少しずつ更新を行っていました。その間にもいくつかの問い合わせが発生しましたが、より効果的な運用を目指していました。
その後、ブランディングテクノロジーの担当者から「ホームページがそろそろ古くなっていますね」と提案を受け、自分でも「確かにそろそろ見直す時期かもしれない」と感じるようになりました。そこで、今後の方向性を相談し、見積もりを依頼した上で、2回目のホームページリニューアルを実施しました。
このリニューアル後、新たに7社との取引がスタートしました。取引先の規模はさまざまですが、そのうち2社は比較的大手で、1社とは毎月継続的に取引を行っています。もう1社とも、ほぼ毎月のペースでお付き合いが続いています。
また、リニューアル後に新たに繋がった7社の多くが東京ではなく地方の企業であった点も特徴的です。例えば、茨城の企業とも新たなご縁が生まれました。ホームページをリニューアルしたことで、地方の企業との接点が増え、新たな市場への展開が可能になったことは、大きな成果だと感じています。

新たな業界の新規開拓を実現
―どの業界の会社からの問い合わせが多いですか?
これまで関わりのなかった業界の会社からの問い合わせが増加しています。特に、医療機器関連のメーカーや装置関連の企業からの引き合いが多くなっており、その中でも、国産のレントゲンのような大型機器ではなく、検査機器を扱う企業との取引が増えており、大きな契約に至った会社もあります。
また、最近ではまだ契約には至っていませんが、重機関連の部品メーカーとも接点を持ち、営業活動を継続しています。
当社の製品はさまざまな業界で活用されるため、幅広い分野への対応力が強みです。業界の多様化はリスクヘッジの観点からも非常に有効であり、一つの業界に依存しすぎると市場の変動による影響を大きく受ける可能性があります。そのため、私は常に「特定の業界への依存は3割以内に抑えるべき」と考えています。
現在、自動車関連の取引が全体の約4割を占めていますが、今後はこの割合を下げ、より多様な業界へ分散させたいと考えています。ただし、単にシェアを減らすのではなく、全体の取引量を増やしながらバランスを取ることが重要です。そのため、新規開拓を推進しながら、事業全体の売上向上を目指しています。

投資額に対して約10倍のリターンが得られている
―ホームページリニューアルしたことによる、業績の変化はいかがでしょうか?
ホームページをリニューアルしたことで、新規の問い合わせが増え、実際に利益へとつながる取引が生まれました。具体的な数値は正確に測定していませんが、投資額に対して約10倍のリターンが得られている感覚です。特に、毎月継続的に取引ができる顧客との関係構築が、この成果の大きな要因となっています。
具体的な事例を2つご紹介します。
①小規模な案件から大型プロジェクトへと発展
最初は小規模な案件からスタートしましたが、1〜2年の継続的な取引を通じて担当者同士の信頼関係が深まり、次第に大きな案件へと発展しました。例えば、最近では試作品として約60部品を納品し、それが2026年に正式に立ち上がる予定の大型プロジェクトに関わる可能性もあります。このように、取引が拡大していく様子を実感できることは、ホームページへの投資が確かな成果をもたらしている証といえます。
②地方企業との継続的な取引の確立
もう一つの事例として、千葉県銚子市にある環境測定機器メーカーとの取引があります。この企業とは定期的に取引が続いており、約2か月に1回の頻度で担当者が現地を訪問し、納品や打ち合わせを行っています。片道2時間以上の距離があるため、1日がかりの業務になりますが、それだけの価値がある重要な取引先となっています。銚子は地方都市であり、周辺に同業の企業が少ないこともあり、当社の技術力が高く評価され、安定した取引へとつながっています。ホームページを通じてこうした新たな顧客とのご縁が生まれ、継続的なビジネスへと発展していることは、リニューアルの大きな成果の一つです。

今後もお客様のニーズを探りながら独自の製品を生み出したい
―今後の展望や取り組みたいことを教えてください。
引き続きホームページを活用し、新規開拓を進めながら、自動車関連の取引割合を3割までもっていきたいと考えています。その実現に向けて、ブランディングテクノロジーさんと連携し、さまざまな施策に取り組んでいきたいと思います。

まとめ
今回のインタビューでは、信濃精機製作所様がホームページをリニューアルされたことで得られた効果や業績の変化について、詳しくお話を伺いました。今後のさらなる成長に向けて、引き続きサポートしてまいります。
製造業を知り尽くしたWebのプロによるサイト制作
信濃精機製作所様をはじめ当社が手掛けた製造業の会社様のWEBサイトについてご紹介はこちら

資料無料ダウンロード
【製造業向け】AIを活用したコンテンツSEOサービス
製造業500社以上を支援を実施し培ったノウハウを活かし、WebのプロによるコンテンツSEOサービスをリリースいたしました。

中小製造業向けユーザー行動から考えるマーケティング戦略~中小製造業界調査レポート~

中小製造業において新規の取引先を探す際に、技術部門、調達部門の担当者はどのような観点から業者選定を行っているのか?本レポートでは、これまでの実績を基にお客様視点からの勝ちパターンを分析し、ご紹介しております。
製造業のお客様の声をご紹介
無料相談・お問い合わせ
最後までお読みいただきありがとうございます。本記事をお読みいただき、ご興味いただいた方はお気軽にお問い合わせくださいませ。貴社のご状況に合わせて最適なご提案をさせていただきます。
お打ち合わせのご予約
本記事に関連して相談がしたい、弊社担当との打ち合わせをご希望という場合はからすぐにお打ち合わせのご予約が可能です。 ぜひご利用くださいませ。
担当のコンサルタント

O.YOSHIKI
AP営業部 ブランドプロデューサー
神奈川県大和市出身。法政大学を卒業後、2009年でブランディングテクノロジー(旧フリーセル)に入社。東京本社AP営業部1課、2課を兼任し住宅業界のWEBマーケティングを専門として業績アップに取り組んでいる。
お電話でのお問い合わせ(受付時間 平日10:00~18:00)
tel:03-5457-1311