株式会社丸八真綿販売様のご紹介
このような方におすすめ
- 閑散期のオーガニック流入が少なく、SEO改善の糸口を探している方
- SEO・Web広告・LINEを連携させたフルファネル施策に興味がある方
- 内部SEOの基礎から整備してサイト全体のCV数を伸ばしたい方
- リスティング広告だけに頼らず、安定した集客基盤を構築したい方
株式会社丸八真綿販売様のご紹介
株式会社丸八真綿販売様は、1962年創業の国内大手寝具メーカー「丸八真綿」グループにおいて、お客様の睡眠環境をトータルでサポートする企業です。寝具(布団・シーツ・枕等)の販売をはじめ、プロの技術を活かした布団の丸洗い・クリーニングサービスや、羽毛の打ち直し・リフォームサービスなどを幅広く展開されていらっしゃいます。
今回は、同社が運営するサービス「おうちdeまるはち」における、数年間にわたるSEO改善とデジタルマーケティング支援の取り組みについてご紹介します。
| 会社名 | 株式会社丸八真綿販売 |
|---|---|
| 設立 | 2013年2月 |
| 本社 | 神奈川県横浜市港北区新横浜3-8-12 |
| コーポレートサイト | https://www.maruhachi.co.jp/ |
| 運営サービス | おうちdeまるはち(https://ouchi-de-08.jp/) |
課題
お取り組みを開始した2021年当時、繁忙期についてはリスティング広告を活用して一定の集客ができていたものの、閑散期のオーガニック流入が非常に弱いという大きな課題を抱えていらっしゃいました。実際に調査を行ってみると、「布団クリーニング」といった事業の柱となる主要キーワードで検索順位が100位圏外となっており、検索エンジン上で競合他社に大きく後れを取っている状態でした。
この順位低迷の要因として、サイト内部の最適化不足が挙げられました。サイト構造を確認すると、TOPページのH1やH2タグに注力キーワードが含まれていないなど、SEOにおける最も基本的な設定が抜け落ちていたのです。
さらに、「布団 おねしょ」や「羽毛ふとん 洗いたい」といった、コンバージョン(予約)に近い具体的なユーザーの悩みの受け皿となるページがサイト内に不足していました。検索意図を満たすためのコラムなど、新規コンテンツの投下が急務となっていました。
改善方針
まずは「マイナスをゼロにする」ためのSEO内部改善を最優先事項として設定しました。サイトの土台をしっかりと固めない限り、どれだけ質の高いコンテンツを作成してもGoogleに正しく評価されないためです。その上で、閑散期でも検索されやすい「悩み系」や「比較検討系」のキーワードを狙ったコンテンツSEO(コラム記事の定期作成)を並行して走らせ、サイト全体のセッション数の底上げを図る方針をとりました。
数年が経過し、SEOのベースが整った後は、フェーズを一段階引き上げ「集めたトラフィックをいかに確実に予約へ繋げるか」という目的にシフトしました。無駄な広告配信を削って上限CPC(クリック単価)を外し、意欲の高いユーザーをLINEのCRM施策へと誘導して引き上げる、フルファネルでの最適化へと戦略をアップデートさせていきました。
実際に行った施策例
SEO内部構造の抜本的見直し
最初に着手したのは、地道な内部改善です。例えばTOPページをはじめとする主要ページのタイトル、H1、H2タグを全面的に見直し、検索ボリュームの大きい注力キーワードを自然な形で配置しました。また、重複コンテンツとなっていたURLの正規化を実施し、Googleからの評価が分散することなく、1つのURLに正しく集約されるようサイト構造を丁寧に整備し直しました。
ユーザーの「悩み」に寄り添うコンテンツSEO
閑散期におけるセッションを安定して獲得するため、「布団 おねしょ」や「布団 干せない」といった、ユーザーが日常で抱えるリアルな悩み系キーワードを徹底的に洗い出しました。専属のライターをアサインし、入念な競合調査を踏まえた上で、プロのクリーニング業者ならではの専門的な視点から解決策を提示するコラム記事を定期的に作成・公開し、潜在顧客との接点を創出しました。
広告運用の抜本的見直し(上限CPC解除・配信面精査)
SEOだけではカバーしきれない層に対してはWeb広告を活用していますが、ここでも徹底的な効率化を図りました。CPA(顧客獲得単価)が安く見えても、実際の予約に繋がりにくい「検索パートナー」への配信を思い切って完全停止しました。さらに、クリック単価抑制のために設けていた上限CPCを解除することで、競合性は高いものの予約確度の高い優良ユーザーへの広告表示機会を増やし、結果としてCPAの大幅な改善に繋げることができました。
次世代検索(AIO)を見据えた展開と、LINEを活用したCRM構築
AI Overview(AIO)のような次世代の検索環境への対応は今後の重要な課題と位置づけつつ、直近では「集めたトラフィックをいかに確実にCVへ繋げるか」というCRM施策にフォーカスしました。具体的には、LINE公式アカウントの立ち上げから運用代行までを全面的にサポートしています。
サイト訪問者を逃さずLINEへと引き上げるための導線プランニング(ポップアップの表示条件の最適化など)を行い、あらゆるソリューションでCV増加を目指せる仕組みを構築しました。友だち登録後は、特定のユーザーに向けたセグメント配信の企画提案や配信代行、定期的なクーポン配信などを実施。お客様との継続的なコミュニケーションとリピート促進を、定性・定量の両面から強力にご支援しています。
成果サマリー
導入初期の2022年から直近の2026年にかけて、以下のような大きな成長を実現しました。
- 予約完了数:広告、SEO、LINEの連動により、閑散期(2月)でも前年比で大幅な増加を実現。
- サイト全体CV:LINE登録等を含め、前年比2倍以上の増加と大幅な成長を達成。
- SEO初期成果:施策開始から数ヶ月でページ別訪問数が120%増加(コラム記事が大きく寄与)。
- LINE友だち追加:意欲の高い層へのポップアップ改善により、追加率2.90%(過去最高水準)を記録。
成果が出たポイント
本プロジェクトを通じて実感した、成果につながったポイントは以下の3点です。
派手な施策より、まずは「内部設計」の徹底
初期の100位圏外という状態から脱却できた最大の理由は、TDH1の見直しやURLの正規化といった「基本の内部施策」を愚直にやり切ったことです。土台が整って初めて、投下したコラム記事が正しく評価されるようになりました。
「検索回数」から「検索意図」への適応
AI Overviewの登場により、「ただ情報が知りたいだけ」のユーザーはサイトに来なくなりました。それにいち早く気づき、表面的なセッション数を追うのをやめ、「シーツ 血落とし方」のようなより深い悩みや、スクロール率の高い「意欲層」の獲得へ素早くシフトできたことが成功の鍵でした。
集客(SEO/広告)から育成(LINE)までの一気通貫
点を線にする取り組みが実を結びました。SEOや広告で質の高いユーザーを集めるだけでなく、LINEの立ち上げから運用代行までを一手に引き受けたことで、サイトからの引き上げやセグメントごとの適切なアプローチが可能になりました。このフルファネルの連携が、最終的な「予約完了数」の劇的な増加に直結しています。
ご担当者様の声
「繁忙期の広告配信のみに頼らないWebサイトの構築」を目指して取り組みを開始しました。
繁忙期(4月〜10月)の広告強化と、閑散期(11月〜3月)のSEO施策による基盤作りというサイクルをご提案いただき、多角的な改善を進められていることを大変心強く感じております。
新規顧客の獲得に加え、既存ユーザーへのアプローチ手法も共に開拓していただき、非常に助かっております。
定例会での質疑応答や細かな問い合わせにも丁寧にご対応くださり、限られた予算内で成果を出すための柔軟な提案をいただけるので、大変有り難く思っております。
担当紹介
山口 拓斗
ブランディングテクノロジー株式会社
デジタルマーケティング本部 主任
Web広告運用をメインとしながら、SEOのノウハウも活かした検索市場全体を捉える戦略立案・実行を得意とする。広告での即効性とSEOの知見を活かし、さらにLINEでのCRMまで横断的に対応。現場での実数値に基づいた運用を徹底し、クライアントの利益最大化にコミットする。
岸本 裕太郎
ブランディングテクノロジー株式会社
デジタルマーケティング本部 エキスパート
SEO・コンテンツマーケティングの現場で培った知見を軸に、LINEを活用したCRM施策まで、手法を横断した実運用に強みを持つ。単なる施策の提示に留まらず、データに基づいた細かな改善を積み重ねることで、顧客の事業課題を現場視点から着実に解決へと導く。
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