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AI時代の企業ブランディング実践方法《2025年改訂版》

AI時代の企業ブランディング実践方法《2025年改訂版》

ここ数年、私たちのビジネスを取り巻く環境は、本当に目まぐるしく変化しました。生成AIのような新しい技術が登場したり、商品やサービスだけではなかなか差がつきにくくなったり…。そんな変化の激しい時代に、「自社のブランドをどう育てていけばいいんだろう?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

大切なのは、ライバル企業との差を一生懸命に埋めようとすることよりも、「自社らしさ」と「顧客」にしっかりと向き合い、その「違い」を大切に育てていくことなのかもしれません。

では、この新しい時代に、どうすればそんな「違い」をしっかりとカタチにし、顧客に届け、ブランドとして育てていけるのでしょうか?この記事では、そんな現代における企業ブランディングの進め方について、具体的なステップを交えながら、わかりやすくお話ししていきます。

関連記事:初めての企業ブランディング【入門編】
https://www.branding-t.co.jp/case/branding/8102/

このような方におすすめの記事です

  • “これからの”ブランディング強化を考えている方
  • 生成AIにおける影響を押さえておきたい方
  • どのように差別化していくべきか悩んでいる方
  • これまでの手法に新しい視点や発想を取り入れたい方

生成AIによってブランディングはどう変わるのか?

最近よく耳にする「生成AI」。これが、実は企業ブランディングの世界にも大きな変化をもたらしています。「AIって難しそう…」と感じるかもしれませんが、うまく活用すれば、ブランディング活動をこれまで以上にパワフルに進めることができるんです。具体的にどんな変化があるのか、見ていきましょう。

AI時代の企業ブランディング実践方法《2025年改訂版》

1.調査・分析はAIに任せ、戦略を練る時間をもっと豊かに

ブランドを考える上で欠かせないのが、市場の動向や競合の動き、顧客の声といった情報収集と分析です。これまでは、こうした作業にかなりの時間と労力がかかっていましたよね。

ところが、生成AIを使えば、この情報収集やデータ分析の時間を大幅に短縮できる可能性があります。

  • 膨大な情報を集めて整理・要約してもらう
  • 市場トレンドのレポートを素早く作成してもらう
  • SNS上のターゲット顧客の声を分析してもらう など

もちろん、AIが出してきた情報を鵜呑みにするのではなく、最終的には人の目でしっかりチェックすることが大切です。しかし、面倒な作業をAIに任せられる分、私たちは「この情報をもとに、自社ブランドをどうしていくべきか?」という、より本質的な戦略議論にじっくり時間を割けるようになります。これは大きなメリットです。

2.一緒にクリエイティブのアイデアを出し可能性を模索する

ブランドの顔となるロゴやキャッチコピー、デザイン。こうしたクリエイティブな作業にも、生成AIは心強い味方になってくれます。

特に、アイデアをたくさん出す「発散フェーズ」で力を発揮します。

  • ブランドコンセプトに合ったコピー案を複数出してもらう
  • デザインの方向性のヒントになるような画像を生成してもらう
  • Webサイトや広告の構成案をいくつか提案してもらう

AIが出してくれた案をそのまま使うというよりは、「こんな切り口もあったか」「この要素は使えそうだな」といった新しい視点や可能性を見つけるための”壁打ち相手”として活用するイメージです。短時間でたくさんの選択肢を検討できるので、より良いアイデアにたどり着きやすくなります。

3.低コスト短期間でプロトタイプを作成し試す

これまで、ブランド戦略や新しいデザインを実際のイメージ(プロトタイプ)にするには、それなりのコストと時間が必要でした。Webサイトの試作デザインを作ったり、新しいパッケージデザインを立体化したり…。

生成AIは、ここにも変化をもたらします。

  • 考えたブランドイメージを反映したWebサイトのデザイン案をすぐに見られる
  • 新しいロゴを使った商品イメージ画像を簡単に作成できる
  • ブランドムービーの簡単な絵コンテや仮ナレーションを作れる

このように、これまで時間もお金もかかっていたプロトタイプ作成が、驚くほど低コスト・短期間で実現できるようになりました。

4.「試す、良くする」スピードが加速し確度の高いブランディングへ

プロトタイプを早く作れるということは、それを早く顧客(ユーザー)に見せて反応を確かめられるということです。これまでは時間や費用の制約で難しかった「細やかな仮説検証」が、気軽にできるようになります。

顧客のリアルな声を聞きながら、「こっちの方向性が良さそうだ」「ここはもっとこうしよう」と軌道修正を重ねることで、より成功確率の高い、”確かな”ブランディングを進めることが可能になったのです。

このように、生成AIの登場によって、ブランディングの進め方は調査・分析からクリエイティブ、そして仮説検証のプロセスに至るまで、これまでとはまるで違うスピード感と効率性を持つものへと変化しています。この変化を理解し、うまく活用していくことが、これからの時代にブランドを成長させる鍵となりそうです。

AI時代の企業ブランディング実践方法《2025年改訂版》

前後比較表

比較項目 今までのブランディング これからのブランディング
情報収集・分析 時間と労力がかかる手作業中心 AIにより大幅に効率化・時間短縮
戦略議論 分析に時間を取られ、議論時間が不足しがち 効率化で生まれた時間で、より深く議論できる
アイデア発散 時間や人数に限りがあり、発想が限定されがち AIとの壁打ちで短時間に多様なアイデア出しが可能
プロトタイプ作成 高コスト・長期間 低コスト・短期間で作成可能
仮説検証 時間・コストの制約で実施が難しい場合も 低コスト・短期間で、早期かつ頻繁な検証が可能
全体プロセス 時間がかかり、軌道修正がしにくい スピーディに進み、確度を高めながら柔軟に軌道修正

企業ブランディングの実践ステップとAI活用

さて、ここからは実際に企業ブランディングを進めていく上での具体的なステップを見ていきましょう。基本的な流れはありますが、前の章でお話しした「生成AI」をうまく活用することで、それぞれのステップをよりスムーズに、そして効果的に進めることができます。順番に見ていきましょう。

実践ステップ全体像

ステップ名 何をするか AI活用ポイント
目的・課題整理 ブランディングの目的と現状課題を明確にする ⇒ 関連情報の収集や整理
⇒ 課題整理や目的設定の壁打ち相手
調査・分析 市場・競合・顧客・自社の情報を収集・分析する ⇒ 情報収集の自動化・高速化
⇒ データ分析、傾向把握、レポート要約
⇒ 競合や市場の動向モニタリング補助
インタビュー・
ディスカッション
関係者との対話で、情報の背景や文脈を汲み取り、内なる想いや「らしさ」を引き出す ⇒ インタビュー項目のアイデア出し補助
⇒ 音声データの文字起こし・要約
ブランド戦略策定 ブランドの核となるアイデンティティや提供価値、方向性を定義する ⇒ 戦略オプションのアイデア出し
⇒ 関連事例やフレームワークの提示
⇒ 戦略シナリオ作成の補助
コピー開発 ブランド戦略を「コピー」(MVV、タグライン等)にする ⇒ 多様なコピー案の高速生成(たたき台)
⇒ ターゲットに合わせた表現の調整
⇒ 既存コピーのリライト提案
デザイン開発 ブランド戦略と言葉を「デザイン」(ロゴ、VI等)にする ⇒ デザインコンセプトのアイデア出し
⇒ 多様なスタイルでのラフ案・画像生成
⇒ プロトタイプ作成の効率化
ガイドライン策定・
インストール
ブランド要素の使い方ルールを定め、組織に浸透させる ⇒ ガイドライン構成案の作成補助
⇒ 規定文言のドラフト作成
⇒ 社内向け説明資料の作成補助
マネジメント体制構築 ブランドを継続的に管理・育成する体制と仕組みを作る ⇒ 効果測定データの分析・可視化
⇒ ブランドに関する評判・言及のモニタリング補助
⇒ 定期レポート作成補助

※今回は企業ブランディングの初期フェーズ(上記)のみご紹介

Step1.目的・課題整理 〜 なぜやるのか? を明確に 〜

まず最初に、とても大切なのが「なぜブランディングに取り組むのか?」という目的と、「現状、どんな課題を感じているのか?」をしっかりと整理することです。

  • 「現在の自社にあったブランドを再構築したい―」
  • 「営業や採用面での強みや魅力の再整理をしたい―」
  • 「商品やサービスの価値や違いを伝わるようにしたい―」
  • 「スタッフのモチベーションを高め一体感を醸成したい―」など

企業によって目的や課題は様々です。ここが曖昧なまま進めてしまうと、後々「何のためにやっているんだっけ?」と迷子になってしまうことも。最初にしっかりと目的とゴールを定めることが、成功への第一歩です。当社ではブランディングの要件整理を行うためのシートを配布していますのであわせてご確認下さい。

※参考:ブランディングしようと思ったら「ブランディング・オーダーシート」
https://www.branding-t.co.jp/download/branding/branding_order/

ブランディング・オーダーシート

Step2.調査・分析 〜 自社と周りの状況を知る 〜

次に、自社を取り巻く環境や、自社の現状について客観的に把握するための調査・分析を行います。

  • 市場調査: 業界の動向やトレンドはどうなっているか?
  • 競合調査: 競合企業はどんな戦略で、どんな強みを持っているか?
  • 顧客調査: お客さんは自社や商品に何を期待し、どう感じているか?
  • 自社分析: 自社の強み・弱み、これまでの歩み、大切にしてきた価値観は何か? など

このステップは、情報収集やデータ分析が中心となります。まさに生成AIが得意とするところです。市場レポートの要約、競合サイトの情報収集、SNSでの顧客の声の分析などをAIに手伝ってもらうことで、大幅な時間短縮が可能です。ただし、出てきた情報は鵜呑みにせず、しっかり人の目で確認することが大切です。

※参考:notionにタスク(目的)ごとにステップとプロンプトを整理したフォーマットを用意。使用する度に内容をアップデートしている。

調査・分析 〜 自社と周りの状況を知る 〜

Step3.インタビュー・ディスカッション 〜 内なる想いを引き出す 〜

調査・分析の視点を活かしつつ、今度はスタッフやお客さまの「声」に耳を傾けます。経営層や様々な部署の従業員、長年付き合いのあるお客さま等へのインタビュー、あるいはワークショップ形式でのディスカッションを通じて、

  • 会社の存在意義は何か?
  • どんな未来を目指したいか?
  • 大切にしたい価値観は何か?
  • 自社ならではの強みや、情熱はどこにあるか?

といった、数値やデータだけでは見えてこない、その会社”らしさ”の源泉を探っていきます。ここはAIには代われない、人間同士の対話が非常に重要になるステップです。

※参考:当社のブランディングサービスではブランド構築のプロセスで対話を重視しています。インタビューだけでなくワークショップ等も行うことで、一つひとつの言葉の背景や重みづけを整理することが出来ます。

ワークショップ資料サンプル ワークショップ資料サンプル

Step4.ブランド戦略策定 〜 ブランドの骨格を決める 〜

Step 2の調査・分析結果と、Step 3で引き出した社内の想いを統合し、自社ブランドの進むべき方向性、つまり「ブランド戦略」を策定します。

  • アイデンティティ: 自社ブランドは何者で、どんな価値を提供するのか?(ブランドの核)
  • フィロソフィー:存在意義やビジョン、大切にしている価値観は何か?
  • エクイティ:ブランドイメージや想起カテゴリーは何か?
  • ベネフィット: 誰にどんな価値を提供するのか?
  • パーソナリティ: ブランドの人格やトーンは何か?
  • ポートフォリオ:グループやコーポレート、事業などの構造はどうなっているか?

などを具体的に定義していきます。ここでも生成AIは、前半フェーズでの情報をもとに様々な戦略オプションのアイデア出しや、過去の成功事例の分析などで、思考の補助をしてくれます。

ブランド戦略策定 〜 ブランドの骨格を決める 〜

Step5.コピー開発 〜 ブランドを言葉にする 〜

策定したブランド戦略を、具体的な「言葉」に落とし込んでいきます。ブランドの想いや約束を、社内外に効果的に伝えるための重要なステップです。

  • MVV(ミッション・ビジョン・バリュー): 企業の使命、目指す姿、大切にする価値観
  • タグライン/スローガン: ブランドを一言で表すコピー
  • ブランドステートメント: ブランドの想いやストーリーを伝える文章 など

コピーライティングには創造性が求められますが、生成AIはここでも役立ちます。What to Say(何を伝えるべきか)の土台を構築した上で、コピー案のたたき台(How to Say)を複数作成してもらったり、様々な表現の切り口を探るための壁打ち相手になったりすることで、より魅力的な言葉を見つける手助けをしてくれます。

Step6.デザイン開発 〜 ブランドをカタチにする 〜

ブランド戦略と言葉(コピー)を、今度は「目に見えるカタチ」=デザインにしていきます。ブランドの世界観を視覚的に伝え、一貫したイメージを構築します。

  • ブランドロゴ: ブランドの象徴となるマーク
  • VI(ビジュアル・アイデンティティ): ロゴ、カラー、フォント、写真やイラストのテイストなど、デザインの基本ルール
  • コミュニケーションツール: Webサイト、会社案内、名刺、広告、パッケージなどへの展開

ここでも生成AIは、デザインのアイデア出し(様々なスタイルのロゴ案を生成するなど)や、簡単なモックアップ(試作品)作成などで活用できます。これにより、多様なデザインの可能性を短時間で検討しやすくなります。

参考:Adobe Expressでは生成AIで作成したロゴの細部を直接編集し、ロゴを起点とした展開イメージも短時間で作成することが出来る

Adobe Express

画像引用(https://www.adobe.com/jp/express/create/logo

Step7.ガイドライン策定・インストール 〜 ルールを決め、浸透させる 〜

開発したコピーやデザインを、社内外でバラバラに使ってしまっては、せっかくのブランドイメージがぶれてしまいます。そうならないために、ブランド要素の使い方に関するルールをまとめた「ブランドガイドライン」を作成します。

  • デザインやコピー意図
  • 使用OK・NGパターン
  • 使用可能なカラーパレットと組み合わせ
  • 指定フォントとその使い方
  • 写真やイラストの選び方の基準
  • ブランドとしての望ましい文章のトーン&マナー
  • ロゴの最小サイズやアイソレーション(余白規定) など

具体的なルールを定めます。そして、このガイドラインを社内できちんと共有し、理解してもらうための説明会(インストール)を行うことも重要です。生成AIに目的を伝えることでガイドラインの構成案作成することも出来ます。

トレイダーズホールディングス様

※画像:当社グループ事例「トレイダーズホールディングス様」より

Step8.マネジメント体制構築 〜 ブランドを育て続ける 〜

ブランドは作って終わりではありません。むしろここからがスタートです。策定したブランド戦略がきちんと実行され、市場や顧客の変化に合わせて適切に進化していけるよう、ブランドを継続的に管理・育成していくための体制や仕組みを構築します。

  • ブランド管理の責任部署や担当者を明確にする
  • 定期的にブランドの浸透度や効果を測定する(KPI設定など)
  • 状況に応じてブランド戦略や表現を見直すプロセスを作る

ブランドの効果測定におけるデータ収集や分析、レポーティングなどにも、生成AIを活用できる場面があるでしょう。ブランドマネジメントの基本については以下の記事にてご紹介しています。

※参考:中小企業におけるブランドマネジメントとは~限られた予算・リソースで実践するためのポイント~
https://www.branding-t.co.jp/case/branding/11591/

違いをどう生み出すか? 〜 育てる視点と想いの力 〜

今の時代、他社との「圧倒的な違い」を生み出すのは、かなり難しくなっています。技術はすぐに追いつかれますし、良い商品やサービスもあっという間に似たようなものが出てきます。

じゃあ、どうすればいいのでしょうか?

ここで大切になってくるのが、「違いを生み出す」というよりも、「違いを育てる」という視点です。無理に目新しいものを探しに行くのではなく、自社の中にすでにある”ヒント”を見つけ、それを大切に育てていくイメージです。

「価値ある違い」を育てていく

※参考資料

ではその「違い」のヒントはどこにあるのでしょうか?

  • 大切にしている価値観: どんな想いでこの仕事をしているのか?何を正しいと信じているのか?
  • 仕事の進め方(プロセス): 他とは違う、こだわりの手順や工夫はないか?
  • 積み上げてきたもの: これまでの経験、実績、あるいは失敗から学んだ独自のノウハウは?
  • 社風やカルチャー: 言葉にしにくいけれど、確かに存在する会社の雰囲気や人間関係
  • そこに集まった「人」: どんな個性や才能を持った人たちが、どんな想いで集まっているのか?

こうした要素が複雑に絡み合って、その会社ならではの「違い」が形作られていきます。これらの要素は、AIがデータ分析で簡単に見つけ出して「これが御社の違いです」と提示してくれるものではあまり効果がありません―。ここでは人と人との対話が重要になってきます。

では、人がやるべきことは何か

大前提ブランディングにおけるAI活用はどんどん進めた方が良いです。一方でAIを活用したプロセスでは不足してしまう部分もあります。それは人と人との対話から生まれる「熱量や想い、共感など」です。一見するとそれは必要なのか?―と感じる方もいるかもしれません。

メンバー間の合意形成や意識醸成がされないまま、答えだけを渡されても主体的に動ける人は少ないでしょう。ブランディングを推し進める時、違いを作るのは「人」です。

人の主体性を生むためには、じっくりと対話を重ねることが不可欠になります。「私たちは何を大切にしたいんだっけ?」「どこに向かっていきたいんだっけ?」とお互いの考えを共有し、時にはぶつけ合いながら、組織としての意思、そして”想い”を一つにしていく。このプロセス自体が、違いを育む土壌となります。

そして、その対話を経て見えてきた「自社らしさ」「育てたい違い」を、しっかりとカタチにしていくために有効な方法があります。

1. ブランドを育てていくための戦略ステートメントを言語化すること
2. 常に意識(携帯)できる短い言葉(スローガンやタグライン)に込めること

「戦略ステートメント」というと難しく聞こえるかもしれませんが、要は「私たちは、こういう価値観に基づいて、こんな未来を目指し、社会やお客様に対してこのように貢献していきます」といった、ブランドの基本的な考え方や決意表明を、みんなが理解できる文章で書き出すことです。これが、進むべき方向を示すコンパスになります。

さらに、そのステートメントのエッセンスを凝縮し、覚えやすく、心に響くスローガンやタグラインにすることで、社員一人ひとりが日々の業務の中で「ああ、自分たちの会社はこれを目指しているんだ」と意識しやすくなります。社外に対しても、その会社らしさを端的に伝える強力なメッセージとなります。

AIは、言葉の案を出したり、文章を整えたりする手伝いは得意です。しかし、その言葉に「本気度」や「熱意」といった魂を吹き込むのは、やはり私たち人間でなければできません。

違いを生み出すのが難しい時代だからこそ、自社の内側にある価値観や想いに目を向け、対話を通じてそれを明確な言葉にし、熱意を込めて育てていく。それが、これからの時代の「違い」の作り方なのかもしれません。

戦略ステートメント考案ワークシート《配布》

本記事内でも紹介させて頂いたブランドの「戦略ステートメント」を思考するためのシートになります。目的や課題、企業背景によって文章構成は異なりますが、一例としてワークシートを作成しましたのでご利用下さい。(※フォーム入力無しでご利用頂けます)

戦略ステートメント 戦略ステートメント

※以下リンクよりパワーポイントファイルをダウンロード頂けます。
《ダウンロードする》

本記事の監修

ブランディングテクノロジー 株式会社 経営戦略室 クリエイティブディレクター 松井 寛志

松井 寛志

ブランディングテクノロジー 株式会社
経営戦略室 クリエイティブディレクター
一般社団法人 ブランド・プランナー協会 代表理事

2007年にブランディングテクノロジーに入社。制作部門でデザイナーとして年間100社以上の中小企業様の集客支援を行う。2011年~2013年にかけスマートフォン向けのWebサービスの立上げや、中小企業様向けのブランディングサービスの立上げを経験。
2015年には企業ブランディングの資格認定を行う一般社団法人の設立に関わり、現在は代表理事として運営を行っている。2018年にはそれらの経験を活かし、自社の社名変更及びリブランディングにおけるCI構築を担当。2019年からは社内外のブランド浸透に関わり、ブランドを起点に日々発信活動を行っている。

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