厳選!企業サイトリニューアル支援会社6選|ブランディング強化につながる会社を比較
目次
- 企業サイトリニューアル支援会社を比較する前に押さえたい3つのポイント
- 制作会社ではなく「支援会社」として比較する理由
- ブランディングを目的とした企業サイトリニューアル支援会社6選《早見表》
- 1. 株式会社ファングリー
- 2. 株式会社スタジオディテイルズ
- 3. 株式会社LIG
- 4. 株式会社シフトブレイン
- 5. 株式会社ベイジ
- 6. 株式会社ロフトワーク
- 企業サイトのリニューアルは、ブランドを見直す好機
- 制作前に「ブランド構築フェーズ」を設ける
- AI検索時代は、企業独自の一次情報がブランド資産になる
- 営業・採用強化につなげる支援会社の選び方
- 監修者コメント
- 本記事の監修
- 企業の魅力を営業・採用・AI検索へつなげるサイトリニューアルをご検討の方へ
記事監修:松井 寛志
ブランディングテクノロジー株式会社
経営戦略室 クリエイティブディレクター
一般社団法人 ブランド・プランナー協会 代表理事
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企業サイト(コーポレートサイト)の情報が古くなった、事業内容と現在の見せ方が合わなくなった、営業先や求職者に自社の強みが伝わらない。このような課題から、企業サイトのリニューアルを検討する企業は少なくありません。
しかし、企業サイトのリニューアルを、デザインやシステムを新しくするだけのプロジェクトにしてしまうのはもったいないことです。企業サイト全体を見直す際には、理念体系、代表メッセージ、事業やサービスの強み、組織・支援体制、採用情報など、企業の現在地を示す情報を広く点検することになります。つまり、サイトリニューアルは、自社のブランドを見直し、再定義する好機でもあります。
制作に入る前に、「自社は何者か」「誰に、どのような価値を提供するのか」「今後どのような企業を目指すのか」というブランドの骨子を整理できれば、企業サイトは営業、採用、広報、社内浸透を横断するブランド基盤になります。
本記事では、ブランディングを目的とした企業サイトリニューアルの考え方と、支援会社を選ぶ際のポイントを解説します。そのうえで、ブランドの上流設計からサイト制作・運用まで相談できる6社を、各社の公式情報に基づいて紹介します。
なお、株式会社ファングリーは、本記事を運営するブランディングテクノロジー株式会社のグループ会社です。利害関係を明示したうえで、他の掲載企業と同じ観点から特徴を整理しています。
このような方におすすめの記事です
- 企業サイトの見た目だけでなく、理念やブランドメッセージから見直したい方
- 自社の強みやサービスの価値を、営業先へ分かりやすく伝えたい方
- 企業文化や働く魅力を整理し、採用強化につなげたい方
- 経営方針や事業構成の変化を、サイトへ正しく反映したい方
- デザイン制作の前に、リニューアルの目的やブランドの骨子を固めたい方
- 戦略、制作、コンテンツ、公開後の運用まで相談できる会社を探している方
企業サイトリニューアル支援会社を比較する前に押さえたい3つのポイント
企業サイトのリニューアル支援会社を選ぶ際は、デザインや費用だけで比較すると、自社の課題に合う会社を見極めにくくなります。特に営業・採用強化を目的とする場合は、リニューアルをブランド再定義の機会として捉えることが重要です。
比較前に確認する3つのポイント
- サイト制作に入る前に、理念、強み、提供価値、ブランドメッセージなどの骨子を整理できるか
- 顧客、求職者、従業員、取引先など、ステークホルダーごとの情報と体験を設計できるか
- 上流のコンサルティングと、コピー、デザイン、コンテンツ、システムの制作機能を連携できるか
まずは、この3点を踏まえて6社の特徴を比較してください。ブランド構築フェーズ、一次情報、公開後の運用などの詳しい考え方は、各社紹介の後で解説します。
制作会社ではなく「支援会社」として比較する理由
要件どおりにサイトを実装することが主目的なら、制作力に優れた会社が適しています。一方、営業・採用強化まで見据える場合は、制作前に「自社の強みをどう定義するか」「誰に何を伝えるか」「公開後にどう育てるか」を整理しなければなりません。
そのため本記事では、経営・事業・顧客を理解してブランドや情報の優先順位を整理するコンサルティング機能と、それをコピー、デザイン、コンテンツ、システムへ落とし込む制作機能を併せ持つ会社を「支援会社」として選びました。比較時は、完成物の見栄えだけでなく、上流の整理から公開後まで伴走できる範囲を確認することが大切です。
ブランディングを目的とした企業サイトリニューアル支援会社6選《早見表》
今回は、企業サイトの公開実績だけでなく、ブランドや事業の理解、言語化、ステークホルダー設計、サイト以外への展開、公開後の支援に関する公式情報を確認し、6社を選定しました。
各社には異なる特徴があり、掲載順は順位を表すものではありません。自社の目的、サイト規模、社内体制、公開後の運用方針に照らして比較してください。
| 社名 | 主な特徴 | このような企業におすすめ |
|---|---|---|
| 株式会社ファングリー | Web、記事、動画、一次情報、マーケティング、運用改善を横断 | 独自コンテンツを営業・採用・AI検索へ継続活用したい企業 |
| 株式会社スタジオディテイルズ | 言語設計、世界観、デザイン、実装を一つのブランド体験へ統合 | 経営や事業の転換点で、自社が何者かを再定義したい企業 |
| 株式会社LIG | 印象を変えるデザインと、公開後の集客・改善 | 企業イメージを刷新し、問い合わせと採用を強化したい企業 |
| 株式会社シフトブレイン | コピー、CI・VI、写真、動きのあるデジタル表現 | 企業の個性や世界観を鮮明に表現したい企業 |
| 株式会社ベイジ | 戦略、情報設計、コンテンツを体系的な進行で構築 | BtoB営業や問い合わせにつながるサイトを作りたい企業 |
| 株式会社ロフトワーク | 多様な関係者と専門家を束ね、大規模・複雑なサイトを推進 | 社内外の関係者が多い大規模リニューアルを進めたい企業 |
1. 株式会社ファングリー
画像引用元:株式会社ファングリー公式サイト(https://fungry.co.jp/)
株式会社ファングリーは、ブランド戦略の策定を起点に、企業理念や提供価値、ブランドメッセージなどの言語開発、CI・VI、企業サイトの情報設計・制作・開発まで一貫して支援する会社です。見た目を刷新するだけでなく、コーポレートブランディングで定めた言葉と判断軸を、サイトの構成、コピー、デザイン、コンテンツへつなげられる点に特徴があります。
また、AI時代に重要性が高まる、企業独自の一次情報をもとにしたコンテンツ制作にも力を入れています。リサーチ型コンテンツ制作支援サービス「アンケトス」では、ユーザーアンケートやインタビューの企画・設計・実施から、記事、ホワイトペーパー、プレスリリースなどの制作まで対応。有識者・専門家を起用したコンテンツ制作「オーソライズ」では、独自ネットワークを活用した専門家の提案・アサイン、取材・撮影、記事や動画、対談、監修コンテンツの制作まで一貫して支援しています。こうした一次情報を継続的に蓄積することで、人と検索エンジン、生成AIが企業の専門性や独自性を理解・参照しやすい情報基盤づくりにつなげられます。
| 設立 | 2020年10月 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
| 公式サイトURL | https://fungry.co.jp/ |
| 対応領域 | ブランド戦略、理念・提供価値・ブランドメッセージの言語開発、CI・VI、Web制作・開発、調査、専門家アサイン、記事・動画、運用改善、LLMO診断 |
| 事業概要 | ブランド戦略と言語開発を起点に、企業サイトの設計・制作と、調査や専門家の知見を生かした一次情報コンテンツの企画・制作まで一貫して支援します。 |
| 事例傾向 | 企業統合、事業理解、問い合わせ改善、採用、継続メディア運営などを対象に、Webとコンテンツを組み合わせる事例が見られます。関係者への取材や有識者の知見を生かし、企業独自の情報を蓄積する設計も特徴です。 |
| このような企業におすすめ | サイト公開後も、関係者・有識者の一次情報を営業・採用施策やAI検索対策へ継続的に活用したい企業 |
※株式会社ファングリーは、本記事を運営するブランディングテクノロジー株式会社のグループ会社です。
2. 株式会社スタジオディテイルズ
画像引用元:株式会社スタジオディテイルズ公式サイト(https://www.details.co.jp/)
株式会社スタジオディテイルズは、高品質なWebクリエイションをルーツに、ブランド戦略策定からクリエイティブ開発までを一気通貫で担うブランドファームです。事業や組織が向き合う問いを掘り下げ、言葉、世界観、デザイン、デジタル体験を一つのブランド体験として組み立てます。
公開事例では、企業サイトの刷新という依頼から、経営者やメンバーとの対話を重ね、事業の本質や未来像を掘り下げています。事業構想、言語設計、世界観構築、デザイン、実装を一つの思考線でつなぎ、サイトで生まれたブランド資産を発信、採用、提案などへ展開できるよう設計しています。
| 設立 | 2009年1月 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県名古屋市 |
| 公式サイトURL | https://www.details.co.jp/ |
| 対応領域 | ブランド戦略、事業・組織の言語化、ブランド体験、Web、グラフィック、映像、実装 |
| 事業概要 | 事業や組織の本質的な問いを整理し、ブランド戦略から言語、世界観、デザイン、実装、デジタル体験までを一貫して丁寧に設計します。 |
| 事例傾向 | 事業転換、組織拡張、BtoB企業の認識刷新などを起点に、ブランドストーリーと企業サイトを統合する事例が見られます。経営の意思を丁寧に言語化し、独自性の高いビジュアルと操作体験へ展開しています。 |
| このような企業におすすめ | 経営や事業の転換点で、自社が何者かをあらためて定義し、高品質で一貫性のあるサイト体験へ落とし込みたい企業 |
3. 株式会社LIG
画像引用元:株式会社LIG公式サイト(https://liginc.co.jp/)
株式会社LIGは、コーポレートサイト制作について、問い合わせ獲得から採用強化まで、目的に応じた設計を掲げる会社です。現状サイトの分析に加え、必要に応じてインタビューやワークショップを行い、情報要件を整理してサイト設計とデザインへ反映し、公開後の集客や改善も支援しています。
企業の印象を大きく変えるデザイン表現と、顧客や求職者など多様な利用者が必要な情報へ到達できる情報設計を特徴としています。公開後は、広告戦略、サイト改善、コンテンツ作成、保守なども相談できます。
| 設立 | 2007年6月 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都台東区 |
| 公式サイトURL | https://liginc.co.jp/ |
| 対応領域 | 戦略設計、企業・採用・サービス・メディアサイト、デザイン、CMS、多言語、SEO、保守、改善 |
| 事業概要 | Web・グラフィック制作、システム開発、マーケティング支援などを通じ、企業のデジタル施策を企画段階から公開後まで幅広く支援します。 |
| 事例傾向 | IT、エンターテインメント、メディア、アパレル等を対象に、企業理念や文化を印象的なWeb表現へ落とす事例が見られます。写真やコピー、動きのあるデザインを活用し、企業らしさと情報の分かりやすさを両立しています。 |
| このような企業におすすめ | 企業イメージを大きく刷新し、問い合わせ獲得と採用力強化の双方を意識したサイトへ改善したい企業 |
4. 株式会社シフトブレイン
画像引用元:株式会社シフトブレイン公式サイト(https://shiftbrain.com/)
株式会社シフトブレインは、企業やサービスの中心にある価値を見つけ、磨き、適切な相手へ届けるクリエイティブスタジオです。事例ごとに、企画、コピー、ライティング、プロジェクト管理、アートディレクション、デザイン、開発などの担当範囲を公開し、言葉と視覚表現の両面からブランド体験を形にしています。
企業ブランディングの事例では、ヒアリングを通じて強みや目指す姿を言語化し、CI、ロゴ、企業サイト、ワークショップ、社内向けコンテンツへ展開しています。企業の個性を無難に整えるのではなく、コピー、グラフィック、写真、映像、インタラクションを組み合わせ、印象に残るブランド体験として表現したい企業に向いています。
| 設立 | 2003年11月 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都世田谷区 |
| 公式サイトURL | https://shiftbrain.com/ |
| 対応領域 | 企画、コピー、ライティング、CI・VI、アートディレクション、Webデザイン・開発、写真・映像 |
| 事業概要 | 企業・サービス固有の価値を発見し、言葉と視覚表現、写真や映像、デジタル技術を組み合わせた一貫性のあるブランド体験を制作します。 |
| 事例傾向 | 企業変革、社名変更、組織の帰属意識、ブランドイメージ刷新を、CI・コピー・Web・各種ツールへ展開する事例が見られます。企業ごとの文化や空気感を捉え、細部まで統一された独創的な表現へ仕上げています。 |
| このような企業におすすめ | 企業の個性や独自の世界観を、言葉と高品質なクリエイティブによって細部まで鮮明に表現したい企業 |
5. 株式会社ベイジ
画像引用元:株式会社ベイジ公式サイト(https://baigie.me/)
株式会社ベイジは、BtoBサイトと企業サイトの戦略設計に強みを持つ会社です。制作前に戦略フェーズを設け、独自のヒアリングシート、関係者ワークショップ、調査、ディスカッションを通じて、事業、顧客、商材、ブランドの特性を整理し、情報設計やコンテンツへ体系的に反映します。
企業サイトを、マーケティング型、採用型、IR型など目的別に捉え、誰を優先し、どの情報と導線を設計するかを体系的に検討します。デザイン、CMSだけでなく、コピー、写真、動画、原稿制作まで対応できる体制も特徴です。
| 設立 | 2010年1月 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都目黒区 |
| 公式サイトURL | https://baigie.me/ |
| 対応領域 | BtoB・企業・採用サイト、調査、戦略、UX、デザイン、CMS、コピー、写真・動画、運用支援 |
| 事業概要 | Webサイトの企画・制作、業務システムの企画・デザイン、Webビジネスのコンサルティング、コンテンツ設計と運営支援を行います。 |
| 事例傾向 | IT、物流、専門サービス、教育等のBtoB企業を中心に、事業理解と顧客視点を情報設計・コンテンツへ反映する事例が見られます。顧客の検討プロセスを踏まえ、営業成果につながる導線と情報を論理的に組み立てています。 |
| このような企業におすすめ | BtoB営業やマーケティング活動に貢献する企業サイトを、事業戦略と顧客理解から体系的に構築したい企業 |
6. 株式会社ロフトワーク
画像引用元:株式会社ロフトワーク公式サイト(https://loftwork.com/jp/)
株式会社ロフトワークは、Web、コンテンツ、コミュニケーション、空間などをデザインするクリエイティブ・カンパニーです。企業サイトでは、目的やコンセプトの策定から、プロジェクト設計、専門家チームの編成、情報設計、制作、運用基盤の構築まで一貫した体制で支援しています。
公式情報では600件以上のWeb制作実績を掲げ、15,000ページを超える統合サイトや、世界40カ国以上の拠点情報を扱うグローバルサイトにも対応しています。ワークショップやインタビューで関係者の認識をそろえ、PMBOKを基盤としたプロジェクト管理で、多数の部署や外部専門家が関わる複雑なリニューアルを推進できる点が特徴です。
| 設立 | 2000年2月 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都渋谷区 |
| 公式サイトURL | https://loftwork.com/jp/ |
| 対応領域 | 方針・コンセプト策定、プロジェクト設計、Web・コンテンツ制作、UI・UX、CMS、専門家アサイン、運用基盤構築 |
| 事業概要 | オープンコラボレーションを通じ、Web、コンテンツ、コミュニケーション、空間などを横断するプロジェクトを設計・推進します。 |
| 事例傾向 | 企業、官公庁、自治体、大学等を対象に、大規模サイト、グローバルサイト、複数サイトの統合を支援する事例が見られます。社内関係者を巻き込み、コンセプト策定から情報設計、制作、継続運用の基盤まで整えています。 |
| このような企業におすすめ | 多数の部署や外部専門家が関わる、大規模で複雑な企業サイトリニューアルを着実に推進したい企業 |
企業サイトのリニューアルは、ブランドを見直す好機
企業サイトは、顧客、求職者、従業員、取引先、株主・投資家などが企業を理解し、信頼できるかを判断する接点です。リニューアルでは、既存ページを移し替える前に、掲載情報が現在の企業像と合っているかを点検します。
リニューアル時に確認したいこと
- 理念体系は、現在の経営方針や事業の実態を表しているか
- 代表メッセージは、企業が目指す未来を具体的に伝えているか
- 自社の強みが、顧客にとっての価値として説明されているか
- サービスの分類や見せ方は、顧客の理解や比較を助けているか
- 組織や支援体制から、安心して相談できる理由が伝わるか
- 採用候補者が、働く人や文化、仕事の意味を理解できるか
これらは制作上の論点であると同時に、企業が何を大切にし、どのような価値を約束するかというブランド上の論点です。外観だけを刷新しても、中身が以前のままでは効果は持続しにくくなります。情報と体験の両方を更新することで、企業サイトを営業や採用に継続して使える資産にできます。
その際、すべての訪問者へ同じ情報を並べるのではなく、顧客には「課題を解決できる理由」、求職者には「働く意味や文化」、取引先には「信頼性や対応範囲」というように、相手ごとの関心へ翻訳することが必要です。企業として伝える核は一つに保ちながら、ページ構成や導線、事例、社員紹介などで接点ごとの理解を支えます。
制作前に「ブランド構築フェーズ」を設ける
ブランディングを目的とする場合は、サイトマップやデザインを作り始める前に、ブランド構築のフェーズを設けることが有効です。
大規模なリブランディングが必要とは限りません。既存の理念や資産を生かす場合も、現在の事業や組織とのずれを確認し、「残すもの」「変えるもの」「新しく定義するもの」を整理します。
| フェーズ | 主な検討内容 | 主な成果 |
|---|---|---|
| 1. ブランド構築 | 経営方針、理念体系、強み、提供価値、対象者、ブランドメッセージの整理・再定義 | ブランドの骨子と判断基準 |
| 2. コミュニケーション設計 | ステークホルダーごとの期待、訴求内容、情報の優先順位、営業・採用導線の設計 | サイトの役割、情報構造、コンテンツ方針 |
| 3. 制作・実装 | コピー、デザイン、写真、動画、CMS、アクセシビリティ等への反映 | 一貫した企業サイトとブランド資産 |
| 4. 運用・改善 | 更新体制、コンテンツ発信、アクセスデータ、営業・採用現場の反応の確認 | 情報更新と改善のサイクル |
上流の考え方が表現や実装へ反映されるよう、ブランド構築と制作が連携する体制を確認しましょう。また、一貫したブランドの骨子を保ちながら、顧客には価値や実績、求職者には仕事や文化というように、ステークホルダーごとの訴求と導線を設計することも重要です。
このフェーズでは、きれいな言葉を作ることより、以後の判断に使える基準をそろえることが重要です。経営層、営業、採用、広報などで認識が異なる場合は、インタビューやワークショップを通じて合意点と未決事項を可視化します。成果物として、ブランドの骨子、対象者別の訴求、コンテンツ方針、表現上の判断基準まで残せると、制作途中の手戻りや公開後の発信のぶれを抑えられます。
AI検索時代は、企業独自の一次情報がブランド資産になる
生成AIが検索や情報収集に利用される現在、企業サイトには、会社概要やサービス説明だけでなく、その企業だから発信できる一次情報を蓄積する視点も必要です。
企業サイトで発信できる一次情報の例
- 経営者による、事業やブランドの背景を語るメッセージ
- 開発・営業・現場担当者へのインタビュー
- 顧客の課題と支援プロセスを記録した事例
- 独自に実施したアンケートや調査データ
- 有識者・専門家へのインタビューや監修記事
一般的な情報の要約と異なり、関係者の経験、現場データ、独自調査、専門家の見解は、企業の専門性と実態を伝える材料になります。発信主体、根拠、更新日などを明示して人にも機械にも理解しやすく整えましょう。ただし、一次情報の掲載だけでAIからの引用が保証されるわけではなく、ページ構造、関連性、信頼性、更新性も含めた改善が必要です。
公開時に数本を用意するだけでなく、事例、調査、インタビュー、FAQなどを誰が継続して企画・承認・更新するかも決めておきます。サイトの設計段階からコンテンツの型と運用責任を定めることで、公開後も企業独自の知見が蓄積され、営業資料や採用広報などへ再利用しやすくなります。
営業・採用強化につなげる支援会社の選び方
最適な会社は、サイトの規模やデザインの好みだけでは決まりません。まず自社に不足している機能を整理し、候補企業には同じ観点から質問して、回答と提案の違いを比較しましょう。
候補企業との商談で確認したい5つの視点
- ブランドの骨子:理念、強み、提供価値、メッセージを、どのような調査や対話によって制作前に整理するか
- 対象者別の体験:顧客や求職者の課題を捉え、必要な情報と問い合わせ・応募までの導線をどう設計するか
- 言葉とデザイン:コピー、写真、動画、UIを、一つのブランド方針でどのようにつなぐか
- 一次情報:関係者への取材、独自調査、有識者の起用、対談や事例を誰がどのように企画・制作するか
- 公開後の運用:誰が何を更新し、アクセス、問い合わせ、応募、現場の反応をもとにどう改善するか
提案内容だけでなく、経営方針、顧客、採用、社内体制まで踏み込んで質問してくるかも判断材料です。成果指標、原稿や取材の担当範囲、公開後の運用体制まで同じ条件で尋ねると、各社の違いが見えやすくなります。
比較表を作る場合は、価格や納期に加え、「ブランド整理の方法」「社内を巻き込む進め方」「原稿・撮影の担当」「公開後の支援」を同じ項目で並べましょう。提案の華やかさだけでなく、自社側に必要な工数や意思決定の進め方まで具体的に想像できる会社かを見ると、実行段階でのミスマッチを減らせます。
監修者コメント
企業サイトのリニューアルは、理念や強み、サービス、組織のあり方を見直し、自社の現在地と目指す姿を社内外へ示す機会です。見た目の刷新だけで終わらせず、制作前にブランドの骨子と、顧客・求職者などへ伝える内容を整理することが成果への第一歩になります。
今回紹介した6社にも、それぞれ得意な起点と支援領域があります。実績やデザインの好みだけで決めず、自社が今回のリニューアルで何を変えたいのかを言葉にしたうえで、上流設計から制作、公開後の改善まで必要な範囲を一緒に考えられる会社を選んでください。その対話自体が、納得できるパートナー選びにつながります。
本記事の監修
松井 寛志
ブランディングテクノロジー株式会社
経営戦略室 クリエイティブディレクター
一般社団法人 ブランド・プランナー協会 代表理事
2007年にブランディングテクノロジーに入社。制作部門でデザイナーとして年間100社以上の中小企業様の集客支援を行う。2011年~2013年にかけてスマートフォン向けWebサービスや、中小企業様向けブランディングサービスの立ち上げを経験。
2015年には企業ブランディングの資格認定を行う一般社団法人の設立に関わり、現在は代表理事として運営を行っている。2018年にはこれらの経験を活かし、自社の社名変更およびリブランディングにおけるCI構築を担当。2019年からは社内外のブランド浸透に関わり、ブランドを起点に日々発信活動を行っている。
企業の魅力を営業・採用・AI検索へつなげるサイトリニューアルをご検討の方へ
ブランディングテクノロジーでは、グループ会社の「ファングリー」と連携し、企業サイトのリニューアルを起点としたブランド戦略、企業・事業の言語化、Web制作、コンテンツ展開、公開後の運用改善まで支援できます。
ファングリーは、経営者・従業員・顧客等へのインタビュー、独自調査、有識者・専門家のアサイン、対談、記事、動画など、企業独自の一次情報を企画・制作するコンテンツ領域を強みとしています。人とAIの双方が企業の価値を理解・参照しやすい情報基盤を継続的に整えたい方は、ぜひご相談ください。
※AI検索での引用・言及を保証するものではありません。現状調査、情報設計、技術要件、コンテンツの独自性・信頼性・更新性などを確認し、改善をご提案します。
※本サービスの詳細や事例詳細をまとめた資料は以下よりダウンロードいただけます。