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ブランディング用語集の決定版~ブランディングの基礎から専門用語まで63単語を解説~

ブランディング用語集の決定版~ブランディングの基礎から専門用語まで63単語を解説~

ビジネスシーンで、「ブランド」や「ブランディング」などの言葉を聞く機会が増えてきました。しかし、その意味を正確に把握している人は少ないかもしれません。

ブランディングには関連した用語がたくさんあり、どれが何を意味するのか混乱しがちです。そこで、この「ブランディング用語集」を活用することで混乱を防ぎ、正しい知識を身につけるためにご活用ください。

ブランディング関連記事:「初めての企業ブランディング【入門編】経営効果と解決できる課題など基本概念を解説 」

このような方におすすめの記事です

  • ブランディングを学び始めたばかりの方
  • ブランディング関用語の例や効果を知りたい方

ブランディング用語の解説

基礎的なブランディング用語

※用語は順不同となっています
※マーケティング領域の用語も含まれています

ブランド ブランドとは、企業や商品・サービスが持つ独自の「らしさ」を意味します。
ブランディング ブランディングとは、企業やサービス・商品のブランドを形づくり、そのブランドを浸透・蓄積させていく一連の過程を意味します。
リブランディング 一度できあがったブランドを再点検し、新たなブランドへとブラッシュアップすることを意味します。リブランディングのタイミングで、社名変更やミッション・ビジョン・バリューの更新を行うこともあります。
リブランディングの詳細は「中小企業のリブランディング成功ポイント」をご覧ください。
企業/コーポレートブランディング 企業の持つブランドを形づくり、そのブランドが浸透・蓄積していくための活動を意味します。
中小企業ブランディング 中小企業におけるブランディングを意味します。大手企業とは異なり、中小企業のブランディングでは「予算・人員・時間」に制限があります。そこで大手企業のような大々的なブランディングとは異なり、Webサイトのリニューアル・企業ロゴやブランドメッセージの制作など、限定的なブランディングを行うこともあります。
商品/サービスブランディング 商品やサービスをブランド化することを、商品ブランディング/サービスブランディングと言います。商品ブランディングやサービスブランディングと、企業ブランディングは連動しており、確立された企業ブランドがあるからこそ、商品ブランドやサービスブランドも際立ったものになるからです。
周年ブランディング 企業の創立30周年などのタイミングに合わせて行うブランディングを意味します。周年記念のロゴや社史を制作したり、記念イベントを開催するケースもあります。周年ブランディングを行うことでスタッフのモチベーションを高めたり、お客様や取引先への感謝を伝えることができ、関係性の強化に役立ちます。
採用ブランディング 企業の採用活動をブランディングすることを意味します。「キャリアのロールモデル」「働きがい」などを明確にすることで、採用面でのブランド力を発揮してくれます。採用ブランディングでブランドが明確になることで、欲しい人材に自社をアピールしやすくなります。
パーソナル/セルフブランディング パーソナルブランディングもしくはセルフブランディングとは、「個」をブランディングしていくことを意味します。「個」の強みや魅力などを磨き発信することで、唯一無二のブランドができあがります。
BtoBブランディング BtoBブランディングは対企業に向けて、自社の認知度を高めて良いイメージを持ってもらうための取り組みを意味します。一般消費者に向けたブランディングを「BtoCブランディング」と呼ぶのに対し、BtoBブランディングでは、企業担当者などのステークホルダーや社会に向けたブランディングとなります。
BtoCブランディング BtoCブランディングとは、対消費者に向けたブランド構築を意味します。BtoCブランディングでは、商品やサービスのブランド力が購買行動を大きく左右します。商品やサービスのイメージを向上させて業績を伸ばすためには、一般消費者を意識したブランディングが大切になります。
技術ブランディング 企業が持つ独自技術(製法、工法、素材、部品など)をブランドとして見せていくことを意味します。通常、消費者が技術について知ったり触れる機会はなく、企業の中にとどまっていることがほとんどです。しかし、技術ブランディングでは、企業内にある技術を積極的にブランド化して見せていくことで競合との差別化を図ることにつながります。
社名変更 単に社名を変えるだけでなく、自社の見せ方を変えたりする場合は社名変更もブランディング(この場合リブランディングと言った方が適切かもしれません)になります。社名を変更することは、対外的にも対内的にも大きく自社の見せ方が変わります。そのため、社名変更に併せてロゴマークやミッション・ビジョン・バリューなどを変更することもあります。
詳細は「社名変更まで至った当社リブランディング事例」をご覧ください。
インナー/インターナルブランディング 社内で働くスタッフに向けたブランディング施策を意味します。インナーブランディングの目的としては、働くスタッフのエンゲージメント(満足度)を高めることで、離職率を下げたり働きがいを創出する効果があります。
アウター/エクスターナルブランディング 社外へ向けてブランドを発信することを意味します。アウターブランディングの対象はお客様や取引先、パートナー企業、求職者など広範囲に及びます。自社のブランドを発信することで、ブランドが浸透・蓄積されていきます。
ブランド・プランナー 主にブランドの課題を発見し改善提案、実行する職種を指しています。ブランドマネージャーとはやや異なり、社外からブランドをプランニングすることがメインです。また、中小企業の場合はブランドが確立されていないケースが多いため、マネジメント以前のプランニングが重要になります。
ブランド・マネージャー ブランドが発信する内容や活動、体験などを管理していく職種を指しています。ブランドマネージャーはすでにできあがっているブランドを管理する側面が強いため、大企業などでは専任のブランドマネージャーを置くケースがあります。
ブランドファースト 当社独自のフレームワークです。ブランドを企業活動の起点に置き、何よりも大切にしながら企業活動を行っていく考え方を意味します。ブランドファーストの考え方により、軸の通ったブレのない経営につながります。

専門的なブランディング用語

コーポレートアイデンティティ(CI) コーポレートアイデンティティは、企業ブランドの素となる要素でありMI・VI、BIから構成されています。経営者やスタッフなどからインタビューした要素をまとめることでコーポレートアイデンティティが可視化されていきます。
ビヘイビアアイデンティティ(BI) ブランドにおける振る舞いを指します。振る舞いとは挨拶や接客サービス、態度・対応などを指し、具体的には「最高のおもてなしをするリッツカールトンの接遇」「夢の国の雰囲気や体験を盛り上げてくれるディズニーランドの接客」などが挙げられます。これらの振る舞いであるBIを通じて、顧客はブランドに触れることができます。
マインドアイデンティティ(MI) 想いや理念、考え方など、ブランドの「心」にあたる部分を意味します。企業のMIは企業理念や経営理念、ブランドメッセージなどで表現され、深い関係性をつくるのに一役買います。「企業理念に共感して入社しました」という場合は、まさに企業のMIに触れた結果の行動と言えます。
ビジュアルアイデンティティ(VI) ブランドの視覚的要素にあたる部分を意味します。ロゴマークやデザイン、色など、企業のブランドを表現するうえで視覚に作用する部分すべてがVIに含まれます。
ブランドアイデンティティ(BI) ブランドとして確立された軸のことを意味します。ターゲットから「こう思われたい」「こう認識して欲しい」と誘導するためには、ブランドに確固たるアイデンティティがないといけません。その確固たるものがBIとなります。
ブランドパーソナリティ ブランドの人間的な側面である人格やキャラクターを意味します。ブランドを介したコミュニケーション(ブランドコミュニケーション)を行う際にはブランドパーソナリティが大きな意味を持ち、その企業らしい振る舞いや発言などの軸となる。
ブランドエクイティ ブランドの持つ資産価値のことを意味します。ブランドエクイティは、①認知②知覚品質③連想④ロイヤリティの5つの資産から構成されています。
ブランド認知 そのブランドが、どの程度認知されているかを意味します。ブランドの名前やロゴマークなどを見た際に、パッとそのブランドが想起できればブランド認知が浸透しているということができます。
ブランド連想 ブランドから連想できることを意味します。この場合、ブランドからネガティブ(このブランドの商品はすぐに壊れるなど)なことが連想されるのではなく、ポジティブ(このブランドの商品は使い心地がいいなど)な連想をされることが望ましいです。
ブランドロイヤリティ ブランドへの消費者の忠誠心を言います。このブランドロイヤリティが高くなるほど、顧客はこのブランドの企業や商品・サービスを繰り返し利用・購入するようになります。ブランディングにとって、ブランドロイヤリティを高めることはリピーターを増やすことになります。
ブランドコミュニケーション ブランドの魅力を広く伝えるために行われるコミュニケーション活動全般を意味します。どんな素晴らしいブランドを持った企業や商品でも、ターゲットに認知してもらわなければ魅力は伝わらず、その後の行動につながりません。
ブランドプロミス ブランドと顧客の間で取り交わされる、品質・機能・価値などの約束を意味します。このブランドプロミスが取り交わされることで、ブランドと顧客の間にはブランドロイヤリティ(忠誠心)が生まれます。
ミッション 企業やブランドの存在意義を意味します。「なぜ、この企業は存在しているのか」「この商品は何を達成するために開発されたのか」など、ブランドがこの世に存在する目的を指します。最近ではミッションとの同義語で、「パーパス」も使われています。
パーパス ミッションとほぼ同義語で使われるのがパーパスです。パーパスもミッションと同様、ブランドの存在意義を意味します。
ビジョン ブランドの目指す先や未来、あるべき姿を規定する言葉です。ビジョンは特にミッションと深く連動しており、ミッションを実現することがビジョンの達成へとつながっていきます。
バリュー そのブランド独自の価値や価値観、考え方を意味します。ミッションやビジョンと連動しており、この二つを達成するための行動指針や判断基準となります。行動指針や社内の評価基準なども、このバリューに準拠しながらつくられます。
VAK VAKとは、「Visual(視覚)」「Auditory(聴覚)」「Kinestic(触覚・身体感覚)」の頭文字であり、感覚や感情を司る右脳に訴えかけやすい要素を意味します。ブランドを記憶・認知させようとする際は、人の記憶に残りやすい右脳に訴えかけると効果的です。
行動指針/行動規範/行動スタイル 企業やブランドがとるべき行動を意味します。行動指針は、ミッション・ビジョン・バリューと連動し、特にバリュー(ブランド独自の価値や価値観)をべ―スにつくられます。
クレド 企業やブランドが大切にする信条やとるべき行動を意味しており、ミッションや行動指針と似ています。ですが、ミッションや行動指針をより詳細かつ具体的に記し、日々の業務レベルに落とし込んだものがクレドと呼ばれています。企業によってはクレドカード(小冊子)を制作し、スタッフに常に携帯させることもあります。
企業理念 企業の在り方や存在意義を表す言葉であり、基本的にはミッションと企業理念は同義語です。また似た言葉として「経営理念」がありますが、経営理念は企業の経営方針を定めた言葉なので異なります。
経営理念 企業の経営方針を意味しています。企業の在り方や存在意義を表した経営理念と混合されがちですが、二つは異なるので注意しましょう。企業理念が中長期的な言葉であるのに対して、経営理念は経営者の交代などの際に見直され変化します。
社是 企業理念と近しい言葉であり、企業の理念や在り方、存在意義などを社外の人にでも理解しやすく言い換えたものです。また、会社の方向性を示す役割もあるので、ビジョンにも関わる内容となります。
スローガン ブランドのミッション・ビジョン・バリューを踏まえ、分かりやすい合言葉に変換したものがスローガンにあたります。
ステートメント ミッションやビジョン、企業理念など、企業やブランドの在り方や存在意義、目指す未来を明確に社内外に打ち出した言葉がステートメントにあたります。
ミッションリンク 企業の持つミッションと個人の持つミッションが重なり合う部分を意味します。企業と個人のミッションがリンクすることで、企業・個人ともに大きく成長しやすくなります。
タッチポイント ブランドと触れる接点を意味します。ブランディングでは、Webサイトやパンフレット、名刺、看板などオンライン/オフラインを問わずに、ブランドに触れるポイントを見直してあげることが大切です。
CI言語 経営理念やミッション・ビジョン・バリュー、行動指針など、コーポレートアイデンティティを表した言葉すべてをCI言語と言います。
エンゲージメント 「約束」「契約」「協約」などの意味を持った言葉ですが、ブランディングにおいては「顧客やスタッフのブランドへの思い入れ」の意味合いで使われます。アウターブランディング・インナーブランディングを通じてブランドを発信していくことで、エンゲージメントを高めることにつながります。
知的財産 企業の持つ商標や特許、意匠権、著作権など知的価値のある権利を意味します。ブランドを保護し末永く使用していくためにも、知的財産を守ることがブランディングにおいては大切になります。
ファン化 ブランドを浸透させていくことは、企業やサービス、商品などに対してファンが形成されることを意味します。ブランドに対して愛着を持ってもらいファンになってもらうことで、ブランドロイヤリティが高まることにつながります。
ブランドロゴ/ロゴマーク ブランドを象徴的にデザインしたものをブランドロゴ/ロゴマークと言います。VI(ビジュアルアイデンティティ)の役割を果たし、ブランドを視覚的な面から表しています。
ブランドデザイン ターゲットに対してブランドのコンセプトや考え方、想いなどを視覚的な情報に変換して伝えることを意味します。
ブランドメッセージ/ブランドコピー ブランドの考え方や在り方、社会に貢献していきたいことなどを端的かつ情緒的に表したメッセージを意味します。ブランドと顧客のコミュニケーションの起点となる役割を果たしてくれます。
タグライン 企業やブランドの事業ドメイン(事業領域)を定義し、企業やブランドと顧客・消費者との関係性を明確にする役割があります。
ブランドストーリー ブランドの裏側に隠されているストーリーやブランドの過去・現在・未来を伝えることで、より深い理解やファン化を促す役割を果たしてくれます。文章でブランドストーリーを伝える場合もあれば、動画形式でストーリーを伝える場合などもあります。
ブランドムービー/ブランド動画 通信環境が5Gへ移行しつつある時代背景もあり、動画への需要が高まっています。ブランディングにおいても、動画を取り入れることで文章やデザインだけでは伝えきれなかったエモーショナルな部分を伝えようとする傾向があります。

ブランディングでも使うマーケティング用語

マーケティング 企業が商品やサービスを効率的に売ろうとする際に取り組む、市場調査・広告宣伝・販売促進などの活動全般を意味します。ブランディングとマーケティングでは、重複したり似通ったりする部分もあるので混同しないように注意が必要です。
ペルソナ ユーザー像を明確にするために、年齢や性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、ライフスタイルなどの詳細を設定した架空の人物のことを意味します。ペルソナでユーザーの詳細情報を設定しておくことで、マーケティング施策の解像度を上げることができます。
USP USP(Unique Selling Proposition)は、ブランドや商品、サービスが持っている独自の強みや特徴、独自性を意味します。
ポジショニング 企業やブランド、商品などが、業界内や市場内でどの位置づけ(ポジション)に存在しているのかを明確にすることを意味します。ポジションを明確にすることは、企業やブランドが置かれているポジションを客観的に知ることができるだけでなく、これから狙っていきたいポジションを把握することにもつながります。
3C分析 市場環境を分析する際に用いられるフレームワークで、Customer(顧客)・Competitor(競合)・Company(自社)の3つの観点から成り立っています。
STP分析 マーケティング戦略の基本フレームワークで、Segmentation(セグメンテーション)・Targeting(ターゲティング)・Positioning(ポジショニング)の頭文字から名付けられています。セグメンテーションは市場の細分化を意味し、ターゲティングは細分化したグループの中からどの顧客を狙うのかを決め、ポジショニングはターゲットに設定した市場における自社やブランドのポジションを明確にすることを意味します。
4P分析 自社やブランドを取り巻くマクロ環境(外部環境)が、現在から将来にかけてどのような影響を与えるかを、把握・予測するためのフレームワークです。Politics(政治)・Economy(経済)・Society(社会)・Technology(技術)の4つの観点から分析されます。
PEST分析 そのブランドが、どの程度認知されているかを意味します。ブランドの名前やロゴマークなどを見た際に、パッとそのブランドが想起できればブランド認知が浸透しているということができます。
SWOT分析 市場環境を分析する際に用いられるフレームワークで、Strength(強み)・Weakness(弱み)・Opportunity(機会)・Threat(脅威)の頭文字から名づけられています。競合や法律・市場トレンドといった取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力、さらには価格や品質といった内部環境をプラス面・マイナス面に別けて分析できます。

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