SDGS SDGsの取り組み

カタリバ/コラボ・スクール見学

被災地の放課後学校「コラボ・スクール」では、宮城県女川町、岩手県大槌町、熊本県益城町にて、幼児から高校生の学習支援と心のケアを行い、勉強する場所を奪われた子どもたちに勉強する場所と居場所を提供しています。

女川町に住む約4割(約170名)の子どもが通っているコラボ・スクール「女川向学館」は、東日本大震災による津波で大きな被害を受けた町にあります。住宅倒壊率は「82.6%」。多くの子どもたちが津波で自宅を失いました。

避難所として使用されていた小学校の1階を借り、コラボ・スクールを運営している現在、震災から6年が経った今でも仮設住宅から通っている子どもも少なくありません。

中学生までの厚い支援の中で自らチャンスをつかむ機会を提供することを目的とし、基礎学力の向上をはじめ、視野が広がる活動として女川の食材を使用したクッキング、ドローンの仕組みなどのキャリア学習にも力を入れています。

心を休められる場所を得たことで「自ら課題に取り組もうという気持ち」を持つ高校生もおり、進学を機に外へ出て、再び地元・女川の復興のために戻ってきたいと話す子どもも増えているといいます。将来、幼い子に笑って話せる日が来るように、すべては生まれ故郷「女川」のために。

町の取り組みとしては、津波の被害を受けないよう地盤のかさ上げを進めながら、女川の町おこしを図っています。大切な子どもたちを守るため「町の中心に子どもを集めたコンパクトシティ」をコンセプトに、市役所や病院などを1箇所に集めた町づくりを目指しています。

子どもたちの心身の健康を守り、安全・安心を確保するためには、継続した資金を得ることが必須。向学館は月謝制ですが、その金額は一律ではなく家庭によって様々です。そこには、仮設住宅を出て一軒家で暮らす子と、いまだ仮設住宅で暮らす子の間に格差が生まれている現実があるのです。

そんな子どもたちを継続して支援していくために、これからも子どもたちの「未来を自分で切り開く力」をサポートし続けられる環境を守るために。今回いただいた機会の中で見た・感じたことを発信し、「本当に届けたいところへの支援」を目指して今後も微力ながらお力添えできればと考えています。

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