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ローカルビジネスにおける動画のベストプラクティスを調査
〜実践ドキュメント付き〜

本記事は、業務提携をしているWACUL社とカクテルメイク社の3社共同研究レポートになります。
全てのローカルビジネスを運営する方へ向けた内容になっています。
実践ドキュメントは、項目に沿って考えるだけで、最適な施策を考えることが出来ます。(ダウンロードは下部フォームより
※今回は歯科医院を例に取りより具体的なイメージを持って頂けるようにしています。

市場背景

日本の広告費は、2019年にテレビCMを抜きインターネット広告費が1位になった(電通、2020年3月発表)。成長し続けるインターネット広告市場の中でも、動画広告市場が担う役割は多い。

スマートフォンの普及や技術の進歩にともない、私たちの日常生活に動画が深く入り込んできた。電車やバスの中でも、多くの人が動画を見ている光景は決して珍しくない。 2019年、オンラインビデオ総研から発表されたデータによると、2023年には動画広告の市場規模が5,000億円を超えると予想されている(オンラインビデオ総研/サイバーエージェント、2019年12月発表)。

それに伴い、ホームページはもちろん、Youtube、Instagram、Facebook、TickTokなど動画を取り入れたコンテンツが増加してきている。しかし、デジタル化が浸透しきっていないローカルビジネスにおいて、動画をどう活用していいのか苦慮している事業者も多いだろう。

そこで、前回に引き続き、ローカルビジネスの典型例である「歯科医院」をテーマに調査を実施。 ユーザー視点で動画の活用状況、求めているコンテンツを調査し、ローカルビジネスにおける動画のベストプラクティスを分析。5G時代に入り、今後さらなる成長が予想される動画市場において、日々のビジネスの施策に活かせるレポートを作成した。

調査内容

ローカルビジネスにおける動画のベストプラクティスを調査。

調査方法

・アンケート調査(3,000名)
・ユーザー行動観察調査(5名)

調査対象者

・東京都在住
・1年以内に歯科医院で治療を行ったことがある方

※ランダムで選ばれた3,000人に対してアンケート調査を行い、
その中で歯科医院を選ぶ際に動画を閲覧したユーザーに対してインタビューを行った。

アンケート調査結果

動画広告市場の拡大に反して、歯科医院選びに動画を見るユーザーは意外と少ない

アンケート調査を行った3,000人のうち1年以内に歯科医院へ通院したことがあるというユーザー1,218人に対し、動画の閲覧したことがあるかを質問。 「動画を閲覧したことがある」と回答をしたユーザーが151人(12%)、「動画を閲覧していない」と回答をしたユーザーが1,067人(88%)という結果となった。 歯科医院を検討、選択する段階において動画を参考にしているユーザーはまだまだ少ないという結果になった。

これは、動画をプロモーションとして利用する企業が増えているものの、ローカルビジネスにおいては、まだまだ動画を活用しきれていない店舗、医院が多いという様子が伺える。今後の拡大する動画広告の市場を考えると、動画を活用したプロモーションに早い段階から取り組むこと、競争力を高めることができると思われる。

動画に求める情報は「スタッフ、院長の人柄・雰囲気」「医院コンセプト」

動画にどのような情報を求めているかアンケートを取ったところ、半分以上のユーザーが、「スタッフ、院長の人柄や雰囲気」「医院のコンセプト」について知りたいという結果になった。会話している姿や、動いているスタッフやドクターを見ることで、文章や画像だけでは得ることのできない情報や雰囲気を求めていると思われる。 前回のレポートでも触れたが、院長のプロフィールやスタッフの紹介は、ユーザーが歯科医院を選ぶうえで重要とされており、「診療メニュー」「料金」の次によく見られるコンテンツとなっている。 ユーザーが求めている情報を、動画コンテンツとして伝えることでより深い情報を伝えることができる。動画で多くの情報を伝えることは、ユーザーの医院選定を自分の医院へ誘導するのに効果的な施策だ。

参考:アンケート回答数全内訳
スタッフの人柄と雰囲気:86 / 院長の人柄と雰囲気:81 / 診療コンセプト:81 / 院内の雰囲気:69 / 医療設備:67 / 診療の進め方:65 / 料金:59 / 治療説明:47 / アクセス:38 / 診療日時:29

動画の閲覧は、公式ホームページが約7割、Googleマイビジネスでも約3割

ユーザーが動画を閲覧した媒体は、「歯科医院の公式ホームページ:74%」と圧倒的に多く、「予約ポータルサイト・比較サイト:48%」、「Youtube:43%」、「Googleマイビジネス:28%」、「Instagra:19%」、「Facebook:13%」 という順になった。SNSの領域において、Youtubeに次いでGoogleマイビジネスが位置するという結果になっている。

参考:アンケート回答数全内訳
歯科医院の公式ホームページ:111 / 予約ポータルサイト・比較サイト:72 / YouTube:65 / Googleマイビジネス:42 / Instagram:29 / Facebook:19 / その他:2

前回行った調査でも、歯科医院を選ぶ際に口コミサイト・比較サイト、Googleマイビジネス、公式ホームページは、多くのユーザーが利用するという調査結果がでている。口コミサイト・比較サイト、Googleマイビジネスは、治療する歯科医院の候補を選ぶために活用される傾向がある。 その候補の中から、より詳しい情報を得て、歯科医院を最終決定するために公式ホームページを利用するという行動パターンになっていた。 公式ホームページに動画を設置することはもちろんだが、口コミ・比較サイト、Googleマイビジネスでも、動画を活用することが歯科医院の集患の幅を広げるのに効果的だと思われる。

ユーザー行動観察調査結果

これまでの結果から、ドクター、スタッフの人柄や雰囲気といった情報は、文章や画像より動画の方が効果的に伝わりやすいといえる。では、媒体内でどのように活用すれば良いのか? 動画を一番見る媒体として回答されていた公式ホームページにおける動画の設置方法について調査を実施。実際に歯科医院をインターネットで検索している場面を再現し、被験者の隣で行動観察を行った。

サイト内の動画はオープニングが勝負。

行動観察から見えてきた点に、オープニングの見せ方がある。観察を行った被験者は、動画を見始めて2~3秒たったあたりから動画を飛ばし見したり、閲覧をやめるなど行動をとっていた。このことからも、動画においてオープニングが最も重要だという事が分かる。

【ユーザーの動画閲覧傾向】
・医院のロゴを表示するような静止画から始まる動画は、飛ばされる可能性が高い。
・オープニングで動画の内容がイメージできない場合も飛ばされる傾向にある。
・テキスト情報は、長いと読まれない傾向にある。

【オープニングシーン制作のポイント】
・閲覧者の興味を持たせるために、動きのある映像で作成。
・動画の目的が伝わる映像を選び制作。また、ページの内容とあった動画を設置。
・オープニングのテキスト情報は、端的に設置

参考動画

雰囲気を伝えるには、ドクター、スタッフが患者様と話しているシーンが効果的

動画を閲覧したユーザーに感想を聞いたところ、どのユーザーからもドクター、スタッフの人柄や院内の雰囲気に対し理解が深まったとの回答を得た。 ある被験者からは、「ドクターの笑っている顔や、話している雰囲気に親近感を持った」「動画内にあるテキスト情報より、映像情報からのほうが影響を受けた」と回答していることが分かった。

【ユーザーの動画閲覧傾向】
・院内の映像より、スタッフ、ドクターなどの人の印象が残りやすい。
・話し方や声のトーン、仕草から、印象を受ける人が多かった。
・患者様に接する映像に興味を持ちやすい。
・被験者は年齢が近いドクター、スタッフに親近感を抱きやすい傾向にある。

【医院の雰囲気が伝わる動画制作のポイント】
・ドクター、スタッフを登場させた動画の方が効果的。
・受付や、診察中など患者様に対して接しているシーンを入れる。

参考動画

レポートまとめ

ユーザー行動観察調査では、動画の方が分かりやすいという意見が多かった。特に「スタッフ、ドクターの雰囲気」や「医院のコンセプト」においては、話している姿や患者様と接している映像を見ることで、医院に対して具体的なイメージを持つユーザーが多くいた。 ただ、動画を活用しきれていない店舗、医院はまだまだ多い。5G時代に突入し、動画を見やすい環境が整うにつれて、ユーザーの行動の中で動画から情報を得て意思決定する動きは、ますます増えるだろう。

ローカルビジネスにおいては、商圏範囲という限られたマーケットの中でユーザーの認知を獲得し興味を引くかが重要になってくる。今回の調査から、ユーザーが動画を見る媒体、求めている情報や配置方法は見えてきたように思える。店舗、医院にきてもらうことが必要なビジネスにとって、動画を上手く活用することで、ユーザーに多くの情報をあたえ来店、来院に誘導することは可能だと考える。 今回の内容が、ローカルビジネスに携わる方々の動画活用の一端に少しでも寄与することができれば幸いである。

最後に、今回の調査から見えてきた動画活用におけるポイントとこれまでのレポート調査から得た知見をもとに、ローカルビジネスにおける動画効果を最大限に引き出すフレームワークシートを作成しました。下記からダウンロードしていただけます。

歯科医院・ローカルビジネスにおける【動画活用チェックリスト】

ローカルビジネスにおいて、動画をうまく活用するための2つのドキュメントを用意しました。
①フレームワーク … 最適な表現方法を導き出すことが出来ます
②チェックリスト … 課題を明確にし必要な施策を考えることが出来ます

以下のフォームから送信いただいたのち、こちらからご連絡させていただきます。
本ドキュメントは学生の方、個人の方等へのご提供を致しておりません。
また、同業他社と当社が判断したお客様のお申し込みはご遠慮いただいております。 あらかじめご了承ください。

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