株式会社MIC様 SEO改善事例 | 車検サイトの改善と「廃車」検索1位獲得の取り組み
株式会社MIC様のご紹介
株式会社MIC様は、1986年設立、従業員720名、売上高192億円(2025年6月期実績)を誇る総合事業会社です。石油販売事業者向けのマーケティングコンサルティングを中核に、SS運営支援、自動車関連サービス、FC開発まで幅広く手掛けていらっしゃいます。モビリティ領域では多数のサービスブランドを展開されており、今回ご支援した「ニコニコ車検」「日本廃車センター」もその一つです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社MIC |
| 設立 | 1986年 |
| 本社 | 神奈川県横浜市港北区新横浜 |
| 従業員数 | 720名 |
| 売上高 | 192億円(2025年6月期実績) |
| コーポレートサイト | https://www.mic-info.co.jp |
運営サービス一覧
| サービス名 | URL |
|---|---|
| ニコニコ車検 | https://2525syaken.com/ |
| 日本廃車センター | https://www.haisya.co.jp/ |
| ニコニコレンタカー | https://www.2525r.com/ |
| ニコノリ(カーリース) | https://www.niconori.jp/ |
| ニコリース | https://www.nicolease.com/ |
| とことん車検ナビ | https://www.tokoton-navi.com/ |
| スーパーステーション | https://2525station.com/ |
| ニコモ湘南 | https://nicomo.jp/ |
| ニコニコ板金 | https://www.2525repair.com/ |
| DOCTOR GOLF | https://doctor-golf.jp/ |
| 車買取館 | https://kaitorikan.jp/ |
| ニコニコレッカー | https://2525wrecker.jp/ |
約1年間にわたりSEO改善を支援している株式会社MIC様との取り組みを、担当コンサルタントの視点からご紹介します。
お客様の当初の課題
最初にサイトを拝見したとき、率直に感じたのは「伸びしろが大きい」ということでした。サービスの質も実績も十分にある。ただ、それが検索結果に正しく反映されていない状態でした。
課題①:TDH1の最適化不足
主要ページのタイトルやH1が検索意図とズレていました。特にエリア名×サービス名の掛け合わせが弱く、検索エンジンに「このページが何のページか」が伝わりきっていない。整えるだけで順位が動く余地がある、もったいない状態でした。
課題②:コンテンツの不足
ユーザーが意思決定に必要とする情報(料金、手続きの流れ、FAQなど)に対して、コンテンツ量が不足している領域がありました。既存コラムも情報が古くなっているものが多く、検索意図に対して十分に応えられていませんでした。
課題③:内部リンク・サイト構造の課題
重要ページへの内部リンクが不足しており、サイト内の評価がうまく集約されていない状態でした。逆に言えば、基本を整えるだけで伸びる余地が大きかったとも言えます。
改善方針
自動車業界のSEOは、エリア×サービスの掛け合わせキーワードがCVに直結するため、最優先で対応を行いました。
大規模なサイトリニューアルではなく、既存の枠組みの中でできる改善を積み重ねる方針です。ただし、2つのサイトでは戦略を明確に分けました。
ニコニコ車検は、TOPページ・店舗ページの強化、料金・車種別ページの充実、コラムリライトによるセッション回復。既存ページの底上げで流入を取り戻す方向です。
日本廃車センターは、「廃車」単体キーワードでの1位獲得を最優先目標に設定。サイト全体の評価をTOPページに集約し、競合を上回る構造を作る方向で進めました。
実際に行った施策例
施策例①:title、description、h1の全面見直し
title、description、h1(TDH1)は検索エンジンがページの主題を判断する最も基本的な要素です。ここがズレていれば、他の施策も活きません。まずこの土台を整えることを最優先にしました。
両サイトの主要ページのTDH1を全面的に書き換え、類似タイトルのコラム同士で流入キーワードが重複していた問題を解消。各ページの主要キーワードを再定義し、タイトルを差別化することで、それぞれが正しく評価される状態を作りました。特に車種別費用ページのタイトル変更は狙い通りの動きが出て、修正後数週間で対象ページが想定キーワードで上昇し始めました。
施策例②:店舗ページの構成改善
車検は商圏が限られるため、店舗ページが事実上のランディングページになります。検索流入からそのまま問い合わせに至れるかどうかは、このページの構成次第です。
店舗情報をファーストビュー直下に移動し、店舗別FAQの追加、CTAの増設、スマートフォンメニューの改修を実施。検索で来た人が迷わず問い合わせできる導線を整備しました。
施策例③:コラム記事のリライト
既存記事はすでにGoogleに認識されており、改善すれば比較的早く順位に反映される傾向があります。限られたリソースで最短の成果を出すために、新規量産より既存記事の磨き直しを優先しました。
サーチコンソールで前年比クリック数が減少している記事を優先選定し、上位記事との差分分析を実施。構成・見出し・情報鮮度を改善しました。
施策例④:「廃車」で1位を獲るために行ったこと
「廃車」は検索ボリュームが大きく、CVにも直結するキーワードです。1位を獲ることが集客基盤を根本から変えると判断。
TOPページのコンテンツを「廃車」に関連性の高い情報に絞り込み、不要な要素を削ぎ落としてページの専門性を高めました。並行して、複数のエリアページに分かれていた評価をTOPページに集める構造に見直し、サイト全体で「廃車といえばこのページ」という設計を作りました。一つの施策で獲れたわけではなく、仮説と検証を繰り返した結果です。
施策例⑤:AI検索(AIO)への対応 ― 次の検索環境を見据えて
AIOの普及により、検索1位でもクリックされない可能性が出てきています。順位だけでなく、AIに引用される情報設計まで視野に入れる必要がありました。
結論ファーストの記述構成への変更と、具体的な金額の冒頭明記を導入。加えて、AIでは生成できない一次情報(実際の金額、店舗固有の情報)を重点的に強化しました。AI検索の最適解はまだ確立されておらず、日々変化しています。従来のSEOを土台としつつ、施策の効果を見ながら次の打ち手を検討・実行するサイクルを回し続けています。
成果サマリー
- 「廃車」単体キーワード → 検索1位を獲得
- 対象コラム群 → リライト後、クリック数が改善
- 店舗ページ → 改修後、問い合わせ数に改善傾向
一つひとつは小さな改善の積み重ねですが、それが数字として返ってきた結果です。
成果が出たポイント
このプロジェクトを通じて実感したポイントは3つあります。
①エリアページの設計がすべての起点
自動車関連サービスは地域密着型のビジネスです。店舗商圏に合わせたエリアページの整備とTDH1の最適化が、集客の成果を左右する最も重要な要素でした。
②ユーザーの「不安」を解消するコンテンツが効果的
特に廃車領域では「本当に買い取ってもらえるのか」「費用はかからないのか」といった不安を抱えるユーザーが多く、料金の明示、手続きの流れ、FAQなど、不安に正面から答えるコンテンツが問い合わせ改善につながりました。
③派手な施策より、基本の徹底
TDH1、内部リンク、コンテンツ追加。地味ですが、これを愚直にやり切ることが最も成果につながると、このプロジェクトで改めて確信しました。
ご担当者様の声
正直なところ、SEOは「何をやっているのか分かりにくい」という印象がありました。ただ、毎月の定例で施策の意図と結果を丁寧にご説明いただけるので、社内への共有もしやすく助かっています。「廃車」で1位を獲得できたときは社内でも反響があり、地道な改善の積み重ねがきちんと数字に表れるのだと実感しました。
担当紹介
鈴木 啓之
ブランディングテクノロジー株式会社
デジタルマーケティング本部 マネージャー
BtoB向けSEO領域のコンサルティングに携わる。中小企業を中心にSEO内部対策、コンテンツSEO等の業務に従事。人材、教育、医療業界を中心に顧客課題の解決に取り組む。
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